フコイダンの特徴1

フコイダンの特徴として上げられるのは、ガン細胞に対して有効性があるということでしょう。未だ研究中ではありますが、ガン細胞を自滅させるアポトーシスの誘導や、申請血管抑制作用、さらにはガンの予防としての作用もあり、免疫機能の強化や、細胞を活性化させる効果もあると言われています。ここでは、そんなフコイダンの特徴を取り上げてご紹介していこうと思います。

フコイダンのアポトーシス誘導作用

フコイダンにはアポトーシスを誘導する作用があることがわかっています。私たちの体は非常に良くできていて、体の中の細胞が何らかの原因でおかしくなってしまったり、老化して働けなくなってしまったと判断した場合には、自ら死ぬという命令を出すように遺伝子にプログラムされています。そしてこの細胞の自滅行為をアポトーシスと呼んでいるのです。

 

このアポトーシスの語源はギリシャ語で、意味は「枯れ葉が落ちること」で、この植物の葉が枯れ葉になって落ちるという現象も実はアポトーシスによって起こっています。その他にも、アポトーシス現象は人間以外の様々な生命に対しておこっており、例えばオタマジャクシがカエルになるときに、しっぽをなくし、水かきのある手が生えてくるのも、人間の胎児の指が成長とともに分かれて五本になるのも、細胞のアポトーシスによって起こっているものです。つまりアポトーシスは細胞同士が自ら世代交代をしている行為であり、常に我々の体の中でおこっている現象でもあります。古くなったり、異常がある細胞がどんどん死んで新しい細胞に変わり続けることによって、私たちの体は健康に保たれているのです。

 

このような健康に大きな役割を果たしているアポトーシスがあまり行われなくなってしまったら色々な疾患が体を襲ってしまうことになります。その代表的なものがガンという病気なのです。他にもウィルス感染や、エイズ、神経変性疾患などの恐れがあり、大変危険な状態になってしまいます。アポトーシスが起こりにくければガンやウィルスに感染しやすくなりますし、逆にエイズなどはアポトーシスが起こりすぎてしまう病気です。アポトーシスはバランス良く体の中で起こっている必要があるのですね。

 

ガンという病気はおかしくなってしまったにもかかわらずアポトーシスで自滅しない細胞が増えてしまう病気で、この細胞をガン細胞と呼びます。そしておかしくなった細胞は、まだ生きているため細胞分裂を繰り返し、どんどん異常な細胞を増やしてしまう病気です。なので初めからアポトーシスが正常に行われていればガンにはかからないということが言えるのです。

 

そしてフコイダンにはそのアポトーシスを誘発する作用があることが解っています。アポトーシスと病気の関連性はいまだ研究中なので治療に有効な手段としてはまだ確立されていない部分もありますが、今後の研究によって特定の場所のガン細胞をフコイダンによって抑えたり、ガン予防に有効な薬が開発されたりと、フコイダンがガン治療の現場で使われる日がくるかもしれません。